■ KSC USP45 [System7] (2008/06/08)


 KSCがロングスライドのM92Fというアニメ銃に採用して、その後他モデルにも採用してリニューアルが進んでいる新型ブローバックエンジン「System7」。今回はその新型システムのUSP45です。
 USP45はもはや説明の必要もない、USPの45口径モデルですね。グリップは太く握りにくくなっています。しかしながら全体的に大柄なシルエットが、バランスがよくて見栄えはいい銃になっています。
 さて注目はSystem7ですが、確かに出来はいいと思います。リコイルスプリングが以前は限界まで弱いスプリングだったため、確かにリコイルは大きいものの、スピードが遅くて速射には向かず、スライドを引いたときの戻りの弱さにも違和感がありました。今回はリコイルスプリングもかなり強めのものになっており、リコイルを損なうことなくブローバックスピードを速めています。また耐寒性がかなり高いようで、速射してもブローバックスピードの低下がほとんど感じられません。
 左上の写真がUSPコンパクト(旧型)とのノズル形状の差です。上がUSP45、下がUSPコンパクトです。System7は負圧式のため、KSCのGlockやマルイの銃のようなノズルになっています。
 冬場にならないと正確な判断は下せないですが、耐寒性も高いとなれば、Cz75やSTIといったKSC従来の傑作銃にも採用されることを望むばかりです。ただし今回のUSPでもそうですが、スライドやマガジンの過去製品との互換性がなくなるため、手放しで喜べないのも事実です。何とか工夫してマガジンの互換性はキープして欲しかったところです。かつてのMk23SOCOMのときは05HKという新型エンジンが出て、ブローバックエンジンだけ交換パーツが販売されましたが、それらの理由によりSystem7に関しては従来品をSystem7化するパーツの販売は不可能のようです。
 下写真はアルミスライド&アウターバレルに交換する前のもの。アルミスライド、ちょっと白っぽすぎる感じですが、ひんやりした金属の感触は代え難いものがありますなあ。コンプつければ某古代遺跡盗掘映画のヒロインの銃になりますが、どこかのメーカーがそんなの出してなかったっけ?





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