もうM4はおなかいっぱい・・・、そう思っていてもガスブローバックで欲しいアサルトライフルが一向にモデル化されない昨今、自分好みにカスタマイズできるというM4の魅力をかなぐり捨て、「厳密にはこれM4ちゃうし」と自分に言い訳をしてHK416を買ってしまいました。
今回のHK416はVFCという台湾のメーカー製で、WEと同じく最近国内でよく見かけるようになりました。日本ではVFC製として売られていますが、パッケージやマニュアルにはVFCの名はなく、Umarex製となっています。Umarexは結構昔からあるドイツの玩具メーカーで、ガンマニアの間で知られるようになったのは、90年代前半経営不振に陥っていたWaltherを買収したときではないでしょうか。平和な世の中が続き世界各地で実銃が売れなくなり、トイガンが売れるようになってくると、実銃メーカーはトイガンメーカーにたかるようになってきました。銃は工業製品のため製品の形状に著作権はなく、形状を模倣した模型(この場合はトイガン)を製造することは違法にはなりませんし、実銃メーカーに上納金を納める必要もありません。そこで実銃メーカーがとかくやかましく言い立てるのが、メーカーロゴや製品名には商標権があるため模造品に勝手に入れるな、ということです。こういった風潮は、15年以上前にWAがBerettaロゴを自分たちで独占しようと欲をかいた結果実銃メーカーにトイガン市場で儲ける方法を気付かせてしまったことがきっかけだと思いますが、WAの愚行がなくとも遅かれ早かれこうなることは明白で、海外ではUmarexというメーカーがWAに先んじて行動していたと言えるでしょう。今回のHK416はそのUmarexがHKの許諾を得て、下請けのVFCが製造した製品という訳です。
HK416はドイツのHKが発表したM4クローンで、見た目の細かな違いを除けば発射ガスをボルトキャリアに直接吹き付けるリュングマンシステムをガスピストン式にしてあるといった違いしかありません。リュングマンはクリーニングを怠るとボルトがカーボンで汚れ動作不良を招きやすいという指摘が昔からあり、このHK416が登場した2003年頃からガスピストン式が注目を浴びるようになっていました。このM4の作動方式には未だ決着がついておらず、1000発以上もクリーニングなしで射撃するのは非現実的であるとか、重いガスピストンがバレルに直接装着されることで命中精度に悪影響があるといった考え方もあり、米軍を筆頭に殆どの銃器関係者はガスピストンの利点は認めつつもリュングマンの欠点は致命的といえるほどではないと捉えています。またHKの歴史の中で他社製品のクローンはこのHK416だけですが、SWやRugerといったピストルメインのメーカーでさえM4クローンを販売している中では、もはや驚くべきことではないのかも知れません。
今回購入したM27は米軍でMINIMI等のSAW(分隊支援火器)に代わる兵器を模索する中で生まれたものらしく(すんません、ガンマニアを自称しながらこのエアガンで存在を知ったほどなんで・・・)、元々存在していたHK416の16インチバレルモデルに長いRASを被せてバヨネットラグつけただけのものです。
このVFCのHK416はかなりいい出来です。まず外装の再現性は完璧で、樹脂性パーツは実銃用じゃないかしらんと思うほどです。実銃の形状は残念ながら廃刊になった(けど思わぬ形で二つに分かれ事実上復刊した)愛読誌月刊Gunの2011年5月号に詳細の記事があり、見比べてみるとVFCの再現性には驚くばかりです。またレシーバーやレールは値段からしても鋳物だと思っていましたが、削りだしのようにエッジが立っており、パーティングラインも皆無、表面も塗装ではなくアルマイトと思われる硬化処理が施されているようで、レールに光学サイトを締め付けても殆ど禿げず驚きました。もうちょっと詰めてほしかったと思うところは、アウターバレルのエクステンションやフラッシュハイダーの位置決め用のイモネジ等がなく、ちょうどいい向きで固定できない点くらいしかありません。
HK416はストックやグリップが独自デザインのもので、その形状はその単一の製品として完結しており、それら外装パーツは事実上交換することができません。もちろん物理的には交換可能ですが、それをしてしまうとHK416ではなくなってしまうというジレンマがあるわけです。これはM4なのにM4の最大の楽しみがないとも言えますが、無駄なパーツ交換が発生しない(僕のようにWAのM4のマズルからストックまで完全な「抜け殻」持ってる人多いですよね)のは利点であると前向きに考えましょう。僕は他に外装を好みに替えまくっているM4を持っているということもあり、逆にここまでの再現性を誇るこのHK416にはこのままで代え難い魅力を感じていますが、それでも唯一替えずにはいられなかったパーツがフラッシュハイダーです。ひどく狭量な個人的な価値観ではありますが、僕にとってガバの「顔」はブッシングではなくハンマーであり、M4の「顔」はハイダーなのです。そのためガバもハンマーを好みの形状のステンレス削り出しのカスタムパーツに替えるだけで恍惚を覚えますし、M4に関してもフラッシュハイダーにはこだわります。今回のHK416のハイダーはスタンダードなA2ハイダーでしたが、交換したのはSureFireのレプリカで、シンプルで自然にマズルに馴染むデザインながらカスタムパーツであることは一目でわかる、まさに鈍色に輝く逸品です。
内部パーツに関しては他社と同形状が目立ちます。インナーバレルやチェンバーパッキンはマルイの電動のもの、アウターバレルやバッファチューブはWAのものがそれぞれ使用可能です。サードパーティーから出ている各社用パーツの流用が可能というのはユーザーにとってはありがたいと言えるでしょう。早速インナーバレルはPDI製マルイ用精密バレル(390mmのAK用)、チェンバーパッキンも同じくPDI製に、リコイルバッファはAngryGun製のVFC用ステンレスショートタイプ(150g)に交換しました。
リコイルはかなり軽く、WAやWEには遠く及びませんがノーマルKSCよりは若干上かなというところです。リコイルバッファを交換することで及第点にはできます。グルーピングは良くも悪くもないですが、チェンバー周りにガタが結構あるため、ガタ取りをしてインナーバレルを交換するだけで向上が見込まれます。右の比較図、左がノーマル、右がガタ取りしてバレルとパッキン替えて初速調整後の7mでのグルーピングです。また初速が非常に低く、これは輸入代理店あるいは購入ショップによって違うと思いますが(国内適法までデチューンする方法によるため)、僕が購入したものは実測0.45J(10発平均61.12m/s 0.25g 25℃ 最大61.88m/s 最小57.79m/s)しかなく、シリンダー内をいじり倒して漸く0.89J(10発平均84.35m/s 0.25g 23℃ 最大88.52m/s 最小80.63m/s)まであげることができました。方法の詳細は控えますが、苦労しましたよ・・・。
一長一短だなと思ったのはまずチャージングハンドル。アルミでできています。そのため操作するときに軽くてその頼りなさに驚くのですが、耐久性が要求される部位ではないし、亜鉛ダイキャストで染めが禿げたり粉吹いたりするよりはアルミでアルマイトというのは大きな利点です。次にサイト。HK416といえばG3のようなHK独特の前後サイトが特徴です。しかし畳めないため光学サイトとの相性が悪く、個人的にはHK416のデザインで最悪な部分だと思うのですが(レールについているだけなので簡単に外せるとはいえ)、このHK416-M27にはKACのフリップサイトがついています。特にKACフロントサイトは薄型で、これは嬉しかったです。あとボルトが亜鉛ダイキャスト製です。流石にこの価格でスチールボルトは入れられないでしょうけど、ボルトストップが引っかかる部分に何の補強もされていない(この補強はKSCがベスト、WAでさえも補強されています)ため、すぐに変形してボルトストップがかからなくなることは火を見るより明らか。自分で補強するべく、ドリルで該当箇所に穴を空けてステンレス丸棒突っ込んでおきました。形状そのものの再現性は何も文句なく、イジェクションポートから見たときにタニオコバ製品のようにボルトが前後分割じゃないかと思ってしまうモールド(段差)がありますが、これも実銃そのままの再現です。シリンダは基本的にWA互換ですが微妙に寸法が違うところがあり、WAのパーツを流用する際は多少の調整が必要です。
最後にマガジンに触れておきます。ダイキャストに塗装してあるWAやKSCと違いWEと同じくプレスのガワ被ってます。タンクの容量が小さくなるし日本の低圧ガスでは冷えにも弱くなるという欠点がありますが、リアルさは断然上です。しかも軽い。実測で、KSC:597g、WA:494g、VFC:438g、マルイ:194gというなり、ただBB弾入れるだけのカスみたいに軽いマルイ製はさておき、KSC重すぎ!ですね。でもVFCのマガジンにはなんか見慣れた切り欠きが上の方にあるなあ、と思ったら、被ってるガワはマルイのガワそのまんまなんですよ。マルイのガワだけでは嵩が足りないのでリップのある上部は別パーツで樹脂性。これはKSCと同じ(うちのKSCはファーストロットなのでダイキャストですが)。樹脂性リップはBB弾を傷つけないという利点があるものの、耐久性に難があり、特に破損時パーツの取り寄せが難しい海外製品にとっては欠点とも言えます。しかし意外な利点がありました。ロアレシーバーのマガジン挿入口へのダメージが少ないんですね。非常に綺麗な肌を持つこの製品にとってはベストな選択です。ちなみにマガジンの着脱はかなりきつく、スムーズに着脱できるように上部樹脂パーツの前後を削りました。これは問題ではなく、むしろガタガタにマージンがあるよりはユーザー自身でピッタリ合わせられる利点です。
M4が好きでも同じようなものばかりで飽きてきたなあ、と思っていましたが、16インチバレルにブランドデザインは、馴染みがあるのに新鮮という絶妙な感覚があり、自分で思っていた以上に気に入ってしまいました。しかもHKオフィシャルプロダクトで外観の再現性はほぼ完璧、リコイルの強さは他社製に劣るものの決して動作に問題があるわけではなく、パーツの互換性さえ把握すればカスタムの幅も広い、概して価格以上の存在感を持つ買って損なしな製品だと言えるでしょう。
箱出し状態。結構出来のいいハードケースに入って送られてきた。 写っていないがきちんとしたマニュアルが付属していた。 |
レシーバー、ハンドガードともにトップレールにはインデックスあり。 首回りの固定はネジ一本だが、驚くほどピッタリでガタは全くない。 |
レシーバー右側面。セレクターはアンビでアルミかダイキャスト製。 刻印というかプリントはやかましいくらい入っている。 |
ダストカバーは実銃と同じく樹脂性。閉じるとエアガンである旨の刻印が見える。 形状や丸い打ち抜きの跡なども実銃と完全に同じ。実銃用パーツ流用かもと思ってしまう。 |
ハンドガードを外すとガスピストンまで完全に再現されていてため息が出てしまう。 チェンバー側の真ん中あたりにくびれのあるバレル・ハンドガード固定パーツも実銃と同形状。 |
アウターバレルは10.5インチにエクステンションで16インチサイズになっている。 一番下に比較用14インチM4のエクステンションを置いてみた。長さの差は僅かこれだけ。 |
ボルトとチャージングハンドル。ハンドルはアルミ製で、なんとも頼りない。 ボルトはロゴから形まで実にリアルに再現されている。ボルトフェイスもアルミ製。 |
グリップとストックの形状も、コンパートメントスペースまで完璧に再現。 グリップは見た目以上に握りやすいが、やはりフィンガーチャネルが邪魔。 |
ロアレシーバー内部。このあたりの構造は多少の差はあれ各社ほぼ同じ。 レシーバーは塗装ではないため内部まで均一に染められている。 |
バッファチューブの質感も手抜きなし。ストックはM4用としては大型。 確認用の窓はあるが、実銃と同じくインデックスなし。しっくりこない。 |
レシーバーにパーティングラインはなく、まるで削り出しのようにエッジが立っている。 表面も塗装ではなくアルマイトぽく、禿げにくく質感も上質で言うことなし。 |
マガジン。左からマルイ、VFC、KSC。VFCはリップ部分が別パーツでKSCに似る。 マルイ用のガワに樹脂性リップの組み合わせになっており、一長一短の造り。 |
アウターバレルのエクステンション部分はスチール製。錆が怖いのでコーティングした。 バレルにはランチャー用段差はない。ハイダーはSureFireレプリカに交換した。 |
トリガー周りとレシーバー前面。パーティングラインは全くなく表面仕上げは満点。 うっすらツールマークが見えるような気もするし、削り出しなんだろうか・・・?。 |
肝心要のHKロゴのプリント。くっきり入っているが刻印ではない。 実銃がそうだから仕方ないが、個人的には刻印の方がずっと好み。 |
セレクターレバー。独特の形状でアンビ。長いのでセミオートでは邪魔になる。 ポジション示すアイコンは刻印。英語よりアイコンの方が俄然カッコイイ。 |
リフレックスサイトの形をしたダットサイト。5000円ほどの割には使える。 自動調光だがスイッチはなし。電池消耗を抑えるためカバー自作した。 |
ラグがあるならつけねばなるまい。S&Wのナマクラバヨネット。玩具が凶器に変わる。 きっちり固定され位置も問題ない。でもやっぱりM4系にバヨネットはとことん似合わない。 |
VFC製のM27はリコイルが実に弱く、外観が実によいだけになんとかしたいと常々思っていたのです。そこで、KSCのM4でやったようなお手軽快調化作戦を決行してみました。
今回のレシピも簡単そのもの。まず用意したのはVFC純正の「ローディングノズル V3」。実売2000円以下ながら、これに替えるだけで快調化計画の八割は完了したようなものです。それから同じくVFC純正の「バッファー&スプリングセット(Hi-Speed)」。軽量アルミ製でWAハードリコイルバッファのコピー品ですね。これも実売1500円ほどと目を疑いたくなる安さ。最後にPiscon製「GBBチューナー」。何のことはない、バッファスプリングとフローティングバルブスプリングの二つセットです。実売1500円ほど。
ローディングノズルV3はロッキング部分も樹脂の一体成型となり、雰囲気は若干下がり気味に思えますが、交換するだけで効果絶大です。重いステンレス製のバッファでも十分すぎるほど動作しますが、鋭いビシッとしたリコイルが好みなので、ここは軽量アルミ製に交換しました。もう一押し、でPisconのバッファスプリングに交換して、満足なリコイルになりました。感覚としては、KSCには僅かに及ばずといったところです。冬にならないと真価はわかりませんが、ボルトとバッファの合計重量は263gと適度な軽量化状態のため耐寒性にも期待ができます。
実射して問題がありました。くそ忌々しい改悪銃刀法に抵触するのです。気温が25℃で10発の平均初速は約1.05J。そんなこともあろうかと、と言いたくなるほど、ここでオマケ程度に考えていたPisconのスプリングセットのフローティングバルブスプリングの出番です。この弱いスプリングに交換すると、初速を落としてリコイル側にガスを回すため、初速は0.9Jまでダウンし、リコイルもちょっぴりアップ、一石二挺(笑)な結果に大満足です。
最後にしょうもない実験をしたのでご報告しておきます。外装パーツはHK416という完成銃なので交換したくないのですが、マグキャッチだけはアンビにしたくて、AABBのWA用アンビマグキャッチに交換しました。しかしサイズが合わず、グラインダ(スチール製なのでヤスリじゃ無理でした)で削って装着しました。考えてみるとVFCのHK416の基本パーツはWAのコピーです。AABBのマグキャッチは安いせいかWAにつけるときもちょっと削ってやらないと入らないので、こんなとこまで同じなんだなーと、思ったとき、マガジンの互換性はどうなのかしらん、とふと感じたわけです。バルブやリップの位置関係が同じなら・・・と試してみました。前置き長すぎなのでいきなり結果発表です。WA本体にはWA用マグしか動作しません。KSC本体はKSC用マグしか入らないようレシーバーとマガジンに凹凸があるので、これも互換性はありません。ではVFCはというと、バルブやリップの位置関係が異なるためKSCマグは入りません。WA用マガジンは・・・、一部動きました。本当に微妙な寸法差だと思うんですが、WA純正マグではブローバックが途中で止まり、G&P製のマガジンだと50%の確率で動きました。WA本体はマガジン側にバルブロックが必要なのでVFC用マグはどうやっても動作しませんが、VFC本体にWA用マグは僅かな調整で使える可能性があるということです。WA純正マグでの挙動はバルブを押し切れてないかガスノズルが届いていないだけのように思えますし、ちょっとがんばってみようかなあ・・・。
HKプリント入りのマガジンはKingarmsのマルイ用のガワと換装したもの。 AABB製WA用アンビマグキャッチはやはりマストアイテムだと思う。 |
上にあるのがVFC純正ハイスピードバッファ。他パーツと同じくWAコピー。 下がボルトとノズル。変形防止用に埋め込んだステンレス棒が摩耗してる(泣)。 |
ハンドガードのレールシステムが近代カービンの最新スタイルとなってから20年近く経ってるわけですが、今の最新トレンドはレールがないハンドガードに戻ったようですよ。
VFCのHK416/M27は過去のカスタムで非常に動作性が高くなり満足していたのですが、ハンドガードの野暮ったさは否定できない。KEYMODに代表されるようなレールは上面のみとして、スリムな形状をしたハンドガードが流行っているのでそれに交換してみた、というお話です。
タイミング良くUFC製の「ジゼル・スタイル」とかいうガイズリーによく似た形のハンドガードが7000円ほどで発売されましたのでそれに交換です。製品はハンドガードのみ、KEYMODでもない独自規格で並ぶネジ穴(後で試したらURX3互換でした)に合うレールも本体に固定する長いネジすらも付属していません。しかもお店ではVFC用なのでGBBモデルにもたぶんOKと言われたのですが、全然装着不可能ですよ!!
何故装着不可能かと申しますと、まずHK416のガスブロックはかなり大型でこれがハンドガード内に収まらない。そしてネック部分にあるハンドガード固定用のソケット(正式名称は何て言うんでしょうね。標準M4だとバレルソケットです)にポンとははまらない(タイトすぎて途中で止めざるを得なくなる&抜けなくなる)。両方とも致命的な問題ですね・・・。とはいえ、この程度の問題があった方がカスタムぽくて面白いところです。まずはガスブロックを削って小さくします(笑)。そもそもM27では標準状態でもガスブロックはハンドガード内に隠れていて見えないので、気にせずグラインダーで削っていきます。両サイドにあるコードループと思しきリング状の部分とバヨネットラグを潔くサヨナラしました。次にソケットがはまる部分のハンドガード内側を根気よく棒ヤスリで削りオイルを塗ってハンマーで叩いて装着完了です(笑)。これもう絶対抜けない・・・。
ハンドガード固定ネジは純正のものをそのまま流用します。そしてレールはエレメント製のMOE用樹脂レール4枚セットのうち2枚が使えます(ネジ穴が1mm程度の誤差ありますが樹脂性なので簡単に調整可能です)。余談ですが、お店の人の不正確情報は覚悟の上での購入なので気にしてませんけど、本当にVFC用なのかは疑わしいです。HK416はマルイも出しているので、マルイ用なのかも知れませんが、はっきり言えるのはVFCのGBBにはポン付け不可ということです。
さて、結果として持ち心地は細くて良くなったのですが、下方向に出っ張りがあるためなんとなく不自然です。VFCのM27のアウターバレルは10.5インチとエクステンションで構成されているので、最初は14インチエクステンションにしてSPRハイダーでもつけてやろうかしらと思っていましたが、16インチバレルをそのままつけてみたらバレルがちょっとだけ出ているスタイルが意外にかわいかったので、16インチのままにしました。
最近個人的にSWATブームなんですよね。ドラマの2017年版SWATとか、ゲームではDoorKickers2とか。15年以上前にSWAT3/SWAT4に超ハマっていたんですよね。名作SWAT4はGOGで再版されていて、日本語化MODもあるので、気になる方はぜひ。他にゲームでいえば、BlackOne BloodBrothers に超期待してるんですよね、SWATじゃないけど。
そんなわけで、SWAT4には登場しなかったけど、最近のSWATモノでは隊員が必ず持ってるHK416が無性に欲しくなったんですが、10年に一度のTV買い替えに伴い、4k/120pできちんとHDR対応のAVアンプとか揃えてたら、完全に金欠状態になってしまったので、手持ちのM27を416化して欲求を満たそうと思いました。
各社エアガンのHK416に付くハンドガードって、結局ガイズリーしかないんですよね。いや、ガイズリーでいいんですけど。で、Geissele Automatics の公式サイトとか見てもらうと早いんですが、HK416用のハンドガードって意外と種類がないなかで、個人的にKACのURX3が好きな僕としては、MK15ハンドガードが最高にカッコいいと思うわけです。で、UFCの格安レプリカ(約7500円)を買ってみました。
対応機種が各社416だったので気にしてなかったのですが、事実としてVFCのガスブロには取り付け不可でした。バレルナットの内径が電動用で、アウターバレルが通せないのです。しょうがないので、純正のバレルナットを1cm程短くして(ディスクグラインダで切断)、アルミテープで外径を調整して取り付けました。
前につけてた初代ガイズリーハンドガードと違って、ガスブロックのコードループがあっても通せるようになっていました。尤も僕のはすでに切除済みなわけですが・・・。で、ドアエントリーの必需品、フラッシュライトを付けました。本物Surefireの角度調整できるマウントのレプリカが探しても見つからなかったので、これも価格優先で、リモートスイッチかつCR123が1本のサイズ、オフセット装着できるもの、で選んだ結果がWADSNとかいうブランドのScoutのレプリカとオフセットマウント。Amazonで合わせて5500円ほどでした。
因みに上の写真の状態だとKACタイプのフロントサイトに干渉してしまうので、フロントサイトの基部を削ってあります。AFGは800円のレプリカ。実はちょっと前にERG用に本物Magpul製を買ったので、余ったものです。本物と比べても各所の刻印有無しか違いがないです。ほかにコード固定用のレールカバーとかスリングループなんかは、適当に余ってたやつつけて雰囲気出しときました。
あと、実は前回(2014年・・・)の更新以降、ボルト内のノズルをVFC純正のV3型(NPAS機能あるやつ)にして、リコイルバッファもVFC純正の新型にしてました。動作は結構いいんですが、チェンバーが旧型のままなので、命中精度はショボい・・・。ま、ガスブロに命中精度求めるのは間違いなのでいいんですがね。
CO2ガスブロ。真冬でも驚くほどのリコイルで動く、人類の夢がまた一つ実現されました・・・。(冬場に更新したつもりで忘れてたなんて言えない・・・)
うちのVFCのHK416はもともとM27IARで、最初期に販売されたものの一つです。現行製品は多少は動作性が高くなっているのですが、うちの子はKSCやWEのようなリコイル強めなやつらと比べると今一つパッとしない子でした。先日のSWATぽい外装カスタムでやっぱりコイツカッケーなと再認識し、もっとビシビシ動くようにしてやりたいと思っていました。少し前にスペアマガジン落としてリップ折っちゃって、純正補修パーツのリップだけ買ったらマガジンもバージョン上がってて付けられなかった悲しい事件があり、マガジンごと買うしかないかと思っていたところに、GHKマガジンを使えばVFCをCO2化できるという噂が聞こえてきまして・・・。
結論から言いますと、GHKのCO2マガジンの放出バルブのシャフト突き出し量を削って短くするだけで、VFCのM4系はCO2化できます。削るのがめんどくさい(一応グラインダ必須なので)とかいつでもGHK用に戻せるようにしたいという場合は、シャフトの短いバルブも売ってます(僕はこちらを購入しました)。
銃側には「CO2で動作させるようにするため」だけであれば何も手を加えなくて構いません。GHKのCO2マガジンは簡易なレギュレータ代わりの機構が内蔵されていて、CO2直結みたいな壊滅的な圧力は出ませんが、それでも真夏の海外高圧ガス並みの圧力が出るため、普通に運用するためには日本の改悪銃刀法と本体の耐久性のそれぞれへの対策が必要になります。
まずパワーですが、VFCのM4系は最近のモデルにはRA-TechのNPASをまるパクリした初速調整機能がローディングノズルについているのでこれで初速を抑えます。僕のように古いモデルでもVFC純正パーツが2000円前後で買えますが、場合によってはボルトキャリアごとの交換も必要になるかもしれません。
耐久性については、ハンマーとリコイルバッファに注意が必要です。ハンマーがダイキャストの場合はそのうち折れます。スチール製ハンマーもVFC純正が2400円前後で買えますので、早めに交換しておきましょう。リコイルバッファーは耐久性を考えるなら実銃と同じ形状の先がゴムのものがいいと思います。なおVFC純正の新型ハイスピードリコイルバッファは形状的にバッファチューブ後端への衝撃が中央の1点に集中するので、そこが変形してくる恐れが高いです。可能であれば旧型のハイスピードリコイルバッファのようなものを使いましょう。ボルトキャリアはスチール製にした方がいいとは思いますが、高価なのでとりあえず問題が出るまで純正のダイキャスト製で運用します。なおボルトストップはボルトのスピードが速いためかボルト側の摩耗が激しく、わりとすぐかからなくなります。事前に有効な補強策等を考える必要がありそうです・・・。
肝となるGHKマガジンですが、とにかく重い。VFC純正のガスマガジンは400gほどですが、GHKのCO2マガジンはガスカートリッジなしで718gと実銃のフルロードマガジン(約600g)を超えてきます。リップの形状はGHK独自で、BBローダーはマルイ用もWA用も使えません。手で入れるのは拷問に近いので、GHK用のローダーを購入しましょう。このリップはよく亀裂が入るらしく、予備としてパーツ単体で販売しているところが多いですが、ホントによく割れるのか在庫有のところを見たことがありません。高価ですがアルミ製のリップがサードパーティから出ているので、それを使うのがいいかもしれません。PMAG風のガワはGMAGという製品名のGHKのフロン用マガジンのものが流用できるらしいですが、ガワだけでは海外のショップから直接輸入するしかなく、価格も送料別で30ドル以上します。それとは別に旧型HK416のフレームはPMAGと相性が悪い(奥まで刺さらない)ことが多いので、僕はそのまま使っています。
実射すると、ホントにリコイルに驚きます。気温10度もない真冬に、真夏のフロンをはるかに超えるリコイルです。昔に撃った実銃のM16を彷彿とさせる、命中精度とかどうでもよくなるほど、撃つのが楽しいです。
Co2は昔グリーンガスと呼ばれていた頃に使っていましたが、マガジンに収まってホースレスで使えるのはすごくいいですね。なおCo2カートリッジはガスがなくなるまでマガジンから外してはいけません。マガジン内部の凍結によって破損するばかりかカートリッジが高速で射出され、とても危険です。
気になる燃費は小型12gのCo2カートリッジ1本で1マガジンと少し、つまり50〜60発しか撃てません。ガスが切れるタイミングが実に中途半端なので、サバゲーや競技では使いにくいです。コスト的には粗悪品を除けば1本80〜100円と割高に感じますが、代替フロンも価格高騰が著しく、昔600g800円で買えたものが、今は400gで2000円前後になっていますので、今後も代替フロンの価格上昇が続くとすれば、CO2との価格差は気にならなくなるかもしれませんね。ここで冷静に計算してみましょう。実際に苦労せずに買える最安値(2022年6月現在:Co2が12g/80円、代替フロンが400g/1800円、ノンフロンが300g/1300円)で、ガスガン用として販売されている製品の1gあたりの目安として、Co2は6.67円、代替フロンHFC134aで3.75円、ノンフロンと呼ばれるHFO1234zeで4.33円です。じゃあ、1発当たりのガス使用量はというと、代替フロンの場合、同じVFCのM4系で調子よく撃てる気温と圧力の場合、1発あたり約0.3g消費します。Co2だと12gで調子よく撃てるのが50発だとして、1発あたり0.24gです。ノンフロンは持ってるけど使ったことがないのですが、代替フロンと同じ量で2割ほど打てる量が少ないといわれてますので、0.36gと仮定します。そうすると、1発で消費するガスの価格は、Co2が1.6円、代替フロンが1.13円、ノンフロンが1.56円となります。CO2はHFC134aの1.5倍程度のコストであのリコイルが得られるうえ、代替フロン全廃を見据えてノンフロンに移行することを思うと・・・、僕的にはもうライフルはCo2一択ですね。
VFCのM4系は、NPASの調整を手間と思わないなら、夏はHFC134、冬はCO2みたいな使い分けが同じ銃でできなくはないですね。
GHKのCO2マガジンと、CO2ボンベとVFC用CO2バルブキット。 キットにはマガジンかさ上げ用のアルミ板も入っている。 |
上がCO2バルブ、下が純正フロンバルブ。シャフトの長さが違うだけ。 グラインダでシャフトを削れば、バルブキットを買わなくてもCO2化可能。 |
ボンベは底板外して中にねじ込む。中央の黒く丸い蓋がCO2入れるところ。 右側の銀色の部分はレギュレーター兼気化室。六角穴の意味は謎。 |
中身を取り出したところ。BB弾スペースは何の工夫もないので装弾数40発。 レギュレーターのせいかとにかく重く、ガスブロM4史上最重量級の700g超え。 |
憧れのSR16のガスブロ・・・。今現在、M4系ガスブロの決定版、と僕が断言してしまう理由をご説明させていただきます。
SR16のDXバージョンです。DX。デラックス。何がDXなのかというと、ボルトやハンマーといった内部パーツのほとんどがスチール製なのです。ナイツオフィシャルなSR16の外観に鉄分多めの成分、もう箱出しでパーフェクトなんじゃ・・・と思ったけど甘かったですね・・・。
まずは外観、レシーバーは文句の付け所がない。刻印かっこよすぎる。独特の形状をしたアンビのマグキャッチ、ボルトストップ、最高です。アンビセレクタの片方には刻印、もう片方には軸からズレた位置のトルクスとかヤバいでしょ! M4を頑張ってSR16化しようとしたことがある人は全員泣くね(僕は号泣しましたよ)。ストックはSR16といえば固定・・・じゃなくてクレーンストックですね。好きじゃないんですがね。グリップはA2。これも好きじゃないんですがね。ハンドガードはURX4のMlok。URX4はKeymodもありますが、エアガンではきっちり傾きをなくす(レシーバーとトップレールをぴったり合わせる)ことが難しいので、いまひとつ使いにくく人気もないハンドガードですね。嫌いではないんですがね。そしてなにより最悪なの個所はアウターバレル周りです。この銃はガスブロックにある六角ネジを回すことで、分解せずにホップ調整ができる、ということがセールスポイントらしく、リアルなSR16を求める向きとしてはマジでブチ切れしたくなるポイントです。ガスブロックの六角ネジは実はガスチューブの末端で、回すとガスチューブが回ってそのチェンバー側の末端に切られたネジでホップ調整を行う仕組みになっています。このため、ガスチューブが直線でアウターバレルのスロート部分も不自然な形になっています。
次に内部。先述の通り鉄分多めで基本的に交換が必要なパーツはありません。VFCのM4系はDXバージョンが絶対にお勧めです。耐久性のあるスチールパーツはCo2運用にも耐えます。そうです、このSR16はCo2運用前提で購入したのです。VFC製品には基本的にNPASもどきが入っているので、六角レンチで初速調整が可能です。そしてスチールハンマーはガスカットのタイミングまで調整可能になっています。この後の写真でご確認いただきたいのですが、ハンマー根元のファイアリングピンを押し込む位置に六角ネジが仕込まれていて、これを緩めて突出させることでガスカットのタイミングが遅くなります。つまりガスの消費量を増やしてリコイルを強くすることが可能です。すごくないですか、これ?? NPASもどきと併用することで、CO2運用時は初速を抑えてガスカットを早く、HFC運用時は初速を上げてガスカット遅めに、といった調整が可能なんです。マジヤバくね? 通常、WAを源流とするガスブロM4は(WEでもKWAでも)ガスブロのハンドガンと同じでハンマーがファイアリングピンを押し込むと、ファイアリングピンは押し込まれた状態でロックされ、マガジンのガス放出バルブが開かれたままになり、下がってきたボルト(ハンドガンだとブリーチ)がロック解除パーツを押し下げることでファイアリングピンが戻り、マガジンのガス放出バルブが閉じてガスの放出が止まる、というプロセスになります。元祖であるWAはファイアリングピンではなく放出バルブを直接開放状態でロックしますが、同様にそのロック解除用のパーツをボルトが押し下げるという仕組みは同じです。マルイとVFCはちょっと似ていて、ファイアリングピンはロックされず、ハンマーが完全にダウンしない、つまりボルトの後端(実銃ではファイアリングピンがあるところ)をハンマーは叩きません。ファイアリングピンはハンマーが押さえたままでボルトが後退し、ある程度後退したときにハンマーを起こし始めて、このときにファイアリングピンが戻ることになります。マルイはテイクダウンしてもガッカリするような内部構造ですが(マルイほんと嫌い)、VFCはリアルさをキープしたまま部品点数を抑え、かつガスカットタイミングまでの調整可能であるとは脱帽です。
とりあえず、外観をカスタマイズしました。今回は実物マグプルパーツを贅沢にトッピングです。MOE-SLグリップにMOE-SLKストック、AFG2で、いずれもFG(フォリッジグリーン)にしました。ハンドガードはSR16といったらこれしかないURX3で、カバープレートはODに塗装しました。光学はVectorのForester2genで、VFC純正のナイツタイプマウントで取り付けてあります。最悪な状態のアウターバレルですが、これはWA用のアルミ製の太いものに交換しました。ガスブロックはノベスキー型にしてちゃんとしたガスチューブを付けました。そうするとホップ調整のために、WAと同じくアウターバレルのスロートにダイヤルをつける必要があります。このダイヤル部分は我が家のWA系M4パーツ箱に入っていたものを流用しましたが、これの出所は不明です・・・たぶん旧VFCか、G&Pから外したものだと思うんですが・・・参考にもならず申し訳ない。インナーバレルとチェンバーパッキンはいつものpdi製にしてあります。
ちなみに、Co2運用、全く問題なしです。ただCO2のリコイルでは、標準のバッファではバッファーチューブの底が変形すると思います。旧型のVFCスピードバッファか、実銃準拠の樹脂とゴムのやつに交換するべきでしょう(僕は旧型VFCのバッファにしました)。あとはNPASもどきで初速調整すれば真冬でも強烈リコイルのSR16爆誕です。
僕が現段階でガスブロのM4系はVFCのDXバージョンが決定版だと断言するのは、1:スチールパーツ多用でCo2運用に耐えられる 2:NPASもどき内蔵でCo2でもHFCでも対応できる 3:HFCでもガスカットタイミングが変更できるので冬場でも多少頑張れる 4:HFC運用なら純正マガジンがアルミ製で軽い(Co2運用時は超重量級GHK・・・) 5:外観もテイクダウン時もリアルな造形 6:それでいて比較的安価(このSR16DXでも6万円台) という多くのポイントがあるからです。分解不要でホップ調整可能とかいうゴミ機能は超マイナスポイントですが・・・。
箱出し。URX4とクレーンストック、A2グリップ。 実にナイツぽくていい!! (交換しちゃうけど) |
ここにSR16の魅力の8割が集合している感じ。 鈴友で入れてもらった刻印思い出すなあ・・・。 |
ナイツのロゴが入ったスチール製のボルト。 イジェクションポート周りが、GBBの魅力。 |
ボルトとバッファを取り出したところ。スピードバッファで残念な新型。 ボルトにはNPASもどきが内蔵されているので、簡単に初速調整が可能。 |
見た途端、肩を落とすしかない最悪なホップシステム。 外観的にもガスチューブが直線だなんて信じられない・・・。 |
分解不要でホップ調整するためにこんな最悪なことに・・・。 ガスブロ選ぶ奴が外観より利便性を重視すると思ってるのか。 |
そこでWA用のアウターバレルに交換してガスブロックとガスチューブも交換。 チェンバーは少し加工してWA用のホップダイヤルをつけられるようにした。 |
MLOK用のAFGはちょうどネジ穴の間隔がURX3のネジ穴と一致する。 なので無加工でカバープレート固定用ネジで取り付けることが可能。 |
購入後数日でチャージングハンドルの先が折れた。 ブローバックの度にボルトの先端にぶつかるのが原因。 |
安くて質もいいCrusaderのチャージングハンドルを購入した。 もう折れないようにボルトとぶつかる部分を削っておいた。 |
KSCのM4とハンマー周りの比較写真。 詳しくは本文参照。大きく違う点は次の写真。 |
KSCは赤丸の部分にファイアリングピンロックを解除するパーツがある。 ガスブロのハンドガンは殆どが同様の仕組みなので、見覚えがあるかと。 |
VFCはファイアリングピンをロックしないので解除パーツもない。 それでも動作する理由はフルダウン状態のハンマーの角度。 |
このメカニズムのおかげでガスカットのタイミングも調整可能。 赤矢印の位置に調整用の六角ネジがある。 |
APFGというメーカーですが、VFCと混同しておきます。最新ARの決定版・・・MCXの最短バリエーションであるラトラーです。
SIGのMCX、一番短いラトラー、サプレッサー付きモデルです。こっそり作られて日本では堂々流通している刻印ありのやつですが、グリップにはロゴなしです・・・。ストックはアルミ製のミニマリストタイプがついています。ボルト内にNPASもどきとスチール製ハンマーにガスカット調整機能あり、とってもVFCな銃ですが、ロアレシーバーのマガジンハウジング内に細工があり、GHKのCO2マガジンが刺さりません。HFC運用とするか、レシーバー加工するか・・・。当面はガスカット調整してHFC運用にするつもりです。マガジン軽いし。
ちょっと今はこいつをいじる時間もお金もないので、今回は箱出しレビューのみということで・・・。
箱出し。無地の箱に本体マガジンとサプレッサーとローダーとQDリングとペラい説明書。 箱にも説明書にもメーカ名記載なし。こっそりリアル刻印なヤツの定番スタイル。 |
ハンマーやトリガーはスチール製。だがボルトは残念なことに亜鉛・・・。 ボルトにはNPASもどき、ハンマーにはガスカット調整用のネジがある。 |
リアル(かどうかはさておき)刻印。無刻印は寂しすぎるので・・・。 いろいろアンビだが、ボルトストップはアンビではない。 |
フォールディングストック畳んだところ。結構開閉は固い。 またストック基部は20mmレールだが固くて外せない・・・。 |
フィールドストリップ。ボルトおよびリコイルスプリングがM4とは全く違う。 リコイルスプリングはちょっと強い気がする。もう少し弱めでもいいかも。 |
難儀した・・・。チェンバーとアウターバレルがネジロックでガチガチ。 アウターバレルのガスピストンで隠れる場所にグラインダ入れて、モンキーレンチで外した。 |
お給料日を過ぎてカスタム費用を捻出できたので、SIGのMCXをいじっていきます。
まず個人的な趣味で必ず交換するインナーバレルです。PDI製の内径6.01mm、長さ138mmのものにしました。チェンバーパッキンも併せてPDIにしましたが、ホップ最弱でも鬼ホップになったので、要調整です。ホップアームを削るとか方法は様々ありますが、僕はアームを傾ける樹脂パーツを短く削りました。
次に、別々のタイミングで見せた知り合い3人が全員TE〇GAと呼んだサプレッサーです。これ中身は延長インナーバレルなんですよ。気持ち悪ッ。どう考えても精度に悪影響しかないので外しますが中身空っぽというのも味気ないので、意味もなくアルミパイプ入れておきました。外径16mmだとスペーサーの窪みにぴったりフィットするのでズレる心配なしです。
NPASもどきを調整して初速は0.25gで80m/s以下にしておきます。そしてハンマーの根元にある六角ネジを少し緩めてガスカットを長めにしておきました。マガジンを少し温めるとかなりリコイルを強く感じますが、これはボルトがぶつかる部分のバッファがアルミ製だからです。耐衝撃性とか何も考えてない感じですね。CO2運用を考えるならここを樹脂かゴムに替える必要があると思います。念のため底(レシーバーとバッファの間)に適当なサイズのゴムリング挟んでおきました。
外装は軽さとコンパクトさを殺したくなかったので、ライトとかはなしにして、オープンサイトオンリーにしました。SIG ROMEO3 MAX のレプリカです。低くマウントしたかったのでちょうどいいと思ったのですが、ちょっと低すぎましたね。フォアグリップも存在感控え目にしたかったので、小ぶりかつシンプルな形のハンドストップにしました。IWCのレプリカです。イジェクションポートカバーも樹脂製が好きなので、FAB DEFENCE のやつにしました。また、ストックが短く、標準のグリップでは構えた時に違和感があったので、直角に近いものに交換しました。STRIKE INDUSTRIES のグリップで、角度15度のものです。MagpulのMOE-KやBCMのType0よりも直角に近く、構えた時の違和感はなくなりました。
VIRTUSのサイズになるとハンドガードの角材感がすごくて好きになれないのですが、RATTLERはバランスの良い見た目になっていてカッコいいですよね。バリエーション展開あるんでしょうかね、MCXといえばSPEARですが、マガジン互換性がなくなるのでエアガン化されても買うかどうか・・・。なお、ストックアダプターが別売りされるようなので、お気に入りのVFCのM4ロアレシーバーをMCXにできるようですよ。なので、CO2運用を考えるなら、純正レシーバーを加工するより、適当なVFCロアとストックアダプターを用意するほうが手間が省けるでしょう(費用はかかりますが・・・)。
TE〇GAサプレッサーの中身。消音材はなく驚異の延長インナーバレルがある。 フタ側についているスプリングで延長バレルがインナーバレル先端に押し付けられる。 |
外径16mmのアルプパイプを95mmほどにカットして、延長バレルの代わりにする。 スプリングはそのまま使う。消音材は効果なさそうだしとりあえず入れない。 |
イジェクションポートから見えるボルト。オイル吹いたところなのでテカってる・・・。 ボルトは亜鉛製で、一応キャッチかかるところはネジで補強されている。 |
スチール製ハンマー。ちなみにトリガーもスチール。トリガーフィーリングはいい感じ。 ハンマー根本の六角ネジの突き出し量でガスカットタイミングを調整可能。 |
ボルトがぶつかるバッファ。なんとアルミ製。樹脂か固めのゴムに代えたいところ。 とりあえずレシーバーとの間に真ん中に穴の開いた丸いゴム板を挟んでおいた。 |
なんとなく樹脂製カバーにしたかったので、FAB DEFENCEのPECに代えてみた。 実パなのに2000円しないし、リアルサイズのガスブロレシーバーにはポン付けできる。 |
Impact Weapons Components のハンドストップレプリカ。 2000円弱の割に出来がいい。とはいえ実パでも27ドルだが・・・。 |
STRIKE INDUSTRIES VEPG15。SIってデザインが中2ぽいよね・・・。 ストックが短いため直角に近いグリップが欲しくてコレをチョイス。 |
SIG ROMEO3 MAX レプリカ。低くマウントしたかったけど低すぎるか・・・。 こんな時に欲しい0.41インチライザー、今はどこにも売ってないよね。 |
同じ5.56mmでPDWサイズを目指したSCAR-SCとの比較。 ラトラーマジコンパクト。(SCAR-SCのご紹介は後日・・・) |
ツートンてどうかな〜と悩みつつ買ったものの、意外とええやん、となったVFC製BCMのMCMRのmk2でございます。
BCMのMCMRは初めて出たときに買うか悩んだんですが、co2運用が前提なので、npasがなくハンマーやボルトがスチールか不明でアッパーレシーバーがMCMRな感じじゃなかったので、見送ったんですよね。今回のmk2はアッパーもリアルで内部主要パーツはスチール、ということでnpasは相変わらずなさそうでしたが購入した次第です。
結局、npasはないですが、出荷時の初速がかなり低い(0.6j)ので、そのままco2で運用できそうです。尤もバレルは交換するので、内径と長さで調整必須ですかね。
まあ、概ね気に入ったんですが、気に入らない点を挙げときます。
まず、VFCのガスチューブ型ホップ調整。コレほんとやめてほしい。ガスチューブが外から見えないハンドガードならまだしも、m-lokのハンドガードとか丸見えやし。ガスブロ選ぶユーザーがお手軽ホップ調整とリアルな見た目どっちを重視するかわからんのかな。SR16と同じくWA式にするつもりですが、年末年始で何かと入用なので後回しです。
次にグリップやストックはBCM純正ではなく、BCMairとか、airsoftuseonlyとか刻印されています。ま、遠目には全く区別つかないんでいいですけどね…。
重いリコイルバッファーと柔らかめのリコイルスプリングも何なんでしょうね。co2化するにあたって交換するからいいんですが、フロン運用でも軽いバッファのほうがいいはず。
とはいえ、黒と茶色のマダラ銃にセットアップできて満足ですよ。
VFCのARなんで、今回ももちろんCO2対応にしていきますよー。
その前に、外装。わたくし右利きなんですが、指が太短いのでトラディショナルなARの180°セレクタが右手だけではFULLからSAFEに戻しにくいんですよね。なんで、基本的にうちのARはアンビセレクタにされていることが多いのですが、今回もアンビにしようとしたところ、国内のショップではVFC用のアンビセレクタがないかあっても超高い。あー、なんかデジャヴュってやつかな、WAの1911用パーツが・・・、KSCのM4パーツが・・・、過去何度も繰り返されてきたアレですね。国内ショップはクソマルイのパーツしかないッ! ほんとマルイ潰れてくれんかな・・・。(僕のマルイ嫌いは皆さんご存じのとおりで、マシになる気配もないです)
そんなわけでWGCという海外(ほんこん)のショップで購入しましたが、VFCのアンビセレクタって種類少ないですね。BADタイプかSSGタイプしかない・・・。今回はCrusaders製のBADにしました。マグキャッチもついでに激安5KUのNorginタイプが同じショップにあったので購入しました。ハンドストップはFDEカラーでコレというのがなかったので、PTS製のEPHでごまかし・・・。
CO2化、なにはともあれマガジン。GHKのPMAGモデルであるGMAGを買いました。これも同じショップで国内ショップより2000円ほど安く購入。バルブ交換費用もかかるので、安いのはありがたいですね。国内でGBB関連のパーツが豊富にあるショップの筆頭はストライクアームズだと思うんですが、今回内部パーツはここで揃えました。CO2向けのハードリコイルスプリング、RatechのNPAS、SFAのステンレスインナーバレル250mmですね。SFAって聞いたことないメーカーなんですが(何の略かも不明)、実はリピートです(HK416を新型チェンバーに交換した際にステンレスなのに3300円と格安だったので試しに買ってみたところ、全然問題なかった)。このインナーバレル、安いだけではなくて精度もあって、チェンバー用切り欠きがクソマルイだけではなく、WEにも対応しているのでちゃんと流通してほしいですね。
そして一番悩んだのが、VFCのどうしようもないホップ調整メカ。実はWA互換のダイヤル式のチェンバーをVFC純正パーツで見つけたので購入したんですが、BCMのハンドガードでは細い針金を使おうが全くダイヤルにアクセスできない。んで、調整するためにハンドガードを外すのは一苦労。なので、今回はとりあえず、この最悪なホップシステムのままにしておきました(苦渋の決断・・・)。