■ Emerson CQC-8-BTS/CQC-15-BTS/CQC-11-SF (2007/07/03)


CQC-11。サテンフィニッシュでセレーションなし。リカーブドなブレードは写真で見るより実際は表面がザラついており、派手に反射したりはしない。


 またエマーソンです。CQC-8と15のBTS、そして11のSFですね。11と15は海外通販で買ったやつです。
 エマーソンにはCQCシリーズというものがありまして、現在エマーソンのサイトではCQC-7から15まで9以外が確認できます。元々はカスタムナイフのラインだったようで、検索したらCQC-4から6と9はEmerson社長直々の手によるカスタムナイフとして紹介されています。現在Emersonはカスタムの受注を停止しているようなので、プレミアなお値段がついているようです。
 で、このシリーズの中で僕の琴線にビシビシ触れたのが、ここにある8と11と15です。エマーソンのサイトとかで各製品の写真を見てもらえばわかると思いますが、他はちょっと好みじゃないんですよねえ。7はハンドルの形状が気に食わず、10はサムホールが気に食わず、12はAKのバヨネットなので意味がなく、13はボウイなブレードが気に食わず、14は小さいんで格好良くない、という塩梅でして・・・(12だけなんで値段高いんでしょう?)。エマーソンでは少数派のリカーブドではない7と8には元々Wave(例のフック)なしだったようですが、今はWaveありのほうしか製造していないようです。今回のCQC-8は勿論Waveありで、細身のブレードと鋭いポイントが特徴です。ハンドル自体も他のエマーソンの製品よりは若干薄くなっています。CQC-15は現在Emersonの最新作で、国内で取り扱っているお店はかなり少ないようです。ドロップポイントとタントの中間的なポイントを持ち、ハンドルの形状と合わせて、CQCシリーズでは一番好みのスタイルです。CQC-11は典型的なドロップポイントでコマンダーをおとなしいカタチにしたようなブレードです。写真でみたとき、BTS(ブレードが黒くて波刃付き)よりもSF(サテンフィニッシュ波刃なし)のほうが格好良く見えたので、らしからぬチョイスをしてみました。シルバーなエマーソンは個人的にはちょっと新鮮かも。できればサムスタッドもシルバーにして欲しかった・・・。どれも材質はCommanderと同じく、154CMのブレードとG-10のハンドルとエアクラフトアルミのライナーです。ブレードの長さも殆ど同じで、面倒なので計ってませんが(!)、CQC-11が他より若干長いです。
 右写真、上は、Commander、CQC-8、CQC-15、CQC-11、の順に並べての比較、下は折りたたんだ状態ですが順番はバラバラ。どれがどれかクイズ気分で見ちゃってください。
 これでエマーソンで欲しかったナイフは手元に揃ったことになります。他は安かったりすれば衝動的に買うかもしれませんが、エマーソンはこれで一段落、と。今欲しいフォールディングナイフは、BladetechのMLEKですね。国内ではこれのセレーションモデルが見あたらないので、ちょっと困ってるんですよねえ・・・。今回唯一利用できた海外通販のところでは、Bladetech扱ってないし・・・。ま、これも気長に探すことにします。


CQC-8。他と比べてスリムというか華奢というか・・・。ポイントがかなり鋭く、コマンダーと違って「刺す」ことを重視してる感じ。人差し指のグルーブも一番深いし。


CQC-15。タントポイントをここまでスマートにまとめたブレードは他にはないと思う。このナイフが欲しいがために個人輸入まで始めた記念すべき1本(笑)。






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