日本への発送が可能な米国の通販サイトではなかなか見つけることができなかったブレードテックのProHunterEx、漸く手元に届きました〜。
MLEKのときはそうでもなかったんですが、ナイフに傾倒していくにつれ、ブレードテックのナイフがどんどんカッコよくみえてくるんですよ。ProHunterExが入手困難だった理由は、2008年の製品刷新を前に生産が終了したのが原因のようです。カタログによるとMLEKとProHunterにほぼ全面フラットグラインドの"Magnum"シリーズがメインとして追加されるようです。実は現行の最新モデルであるRIJBAKもかなり欲しいのですが、どのサイトに行っても見当たらなくて悔しい・・・。
購入したモデルはセレーション付のグリーンハンドル。プレーンでグラスファイバーハンドルを注文したのですが、売り切れかつ再入荷見込みなしとの返信があり、代替品の提案をお願いしたらProHunterExはセレーション付のグリーンかオレンジしかないとのことで、グリーンハンドルにした次第です(1年もやってるのに英語力向上は僅少だわ・・・)。Magnumシリーズの発表により今年から通常のProHunterとMLEKはExtremeがカタログから消え、鋼材は154CMに変更になりハンドルカラーもブラックのみになっています。価格もぐっと安くなるようですが、恐らく台湾か中国製になると思われます。オフィシャルサイトで見る写真ではグリーンハンドルはとてもカッコいい色で写っていますが、実際に色はどうなんだろうかと半ば不安でした。結果杞憂でよかったです(笑)。
ブレードはDLC(ダイヤモンドライクコーティング)と呼ばれるタングステンを含む黒いコーティングが施され、極めて高い防錆性を持っていると説明されています。通常の表面酸化や塗装と違って、多少のムラがあり地肌がうっすら透けて見えます。鋼材はS30VでハンドルはG-10とMLEKと同じで、サイズもMLEKと同じです。ブレードデザインはMLEKよりやや細身でドロップポイント、エッジはリカーブドではありません。スパインには滑り止めが追加されており、使い勝手はたいへんよさそうなデザインです。実際にデザイナーの Tim Wegner はこのナイフ1本で巨大なヘラジカを解体しており、薄型軽量で携帯の負担がなく実用性も高いという、ハンターによるハンティングのための最適なデザインとなっています。また黒染めは徹底されていて、ポケットクリップは当然ながら、ネジやソングホール部分、ライナーまで黒染めです。
国内では3万円前後の高価なナイフですが、購入価格は146ドル。セレーションでグリーンハンドルという当初の予定とは違うものになってしまいましたが、結果はそこそこ満足です。特にグリーンハンドルは誤算ともいえるカッコよさで、黒いブレードとのマッチングもよく、カタログやオフィシャルサイトの写真もこのカラーが中心になっており、ハンドルは無条件で黒と思っていた自らの視野の狭さに気づかされました・・・。