■ Benchmade Marc.Lee "Glory" Commemorative Combat Knife (2009/07/05)


 この春にベンチメイドが久しぶりにミリタリーデザインを出したので、衝動買いしてしまいました。
 Mark.Leeというイラクとの戦争で戦死した海軍特殊部隊SEALsの隊員を追悼するプロダクトだということです。同じコンセプトで各社からいくつかナイフが発表されていますが、その中でも安物ではなく、かといって1000ドル超の高級品でもないまともなデザインのナイフはかなり限られます。
 ブレードはリカーブドでマシェット(鉈)のようなデザインになっており、鋼材は154CM、厚みは5mm、リカッソを除くエッジの長さは155mm。かなり大柄でありながら、しっかりとした厚みがあり、そのデザインからもかなりラフな扱いにも耐えられそうです。メーカーサイトには雑誌記事の抜粋が紹介されており、それを見る限りでは耐えられると断言してもよさそうですが・・・。勿論フルタングでハンドルの材質は公表なしですが、キシキシしていないので、G10ではなくザイテルじゃないかと思います。ハンドルは独特のモールドをしていますが、滑り止めとしての効果は薄く実用的ではありません。
 海外のサイトで見つけ次第衝動買いしてしまったためか、僕としては初めての「初回限定版」でした。FirstProductionとして251本限定のうち何番目かがブレードに記されています。これはSEALsの訓練のひとつ BUD/S (Basic Underwater Demolition/SEAL) でのMark.Leeのクラス番号251にちなんだもので、ブレードにもSEALsのロゴとともにそのクラス番号と、イラクにて戦死した日時がプリントされています。ファクトリーナイフでこのデザインなんでプレミアってものはないでしょうが、特別な感じがしてうれしいですね、コレ。
 日本国内でも販売しているところはあるようで、3万円前後するようです。海外通販でも200ドル以上するため、決して安いナイフではありませんが、大柄なブレードは他にないデザインで非常に存在感があり、タクティカル好きには逃せない一本だと思います。






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