■ ZeroTolerence ZT350 (2010/08/21)


 タクティカルナイフブランドのニューフェイス、ZTが漸く手元にっ!
 ZTことZeroToleranceは貝印の米国法人KAI-USAがつい最近つくったタクティカルナイフブランドです。メインデザイナーは Ken Onion。あれ?それってKershawじゃ・・・。気を取り直して、この度チョイスしたZTは二本、アシストフォルダーのZT350とバヨネットのZT-9。今回はそのうち小さい方のZT350です。
 見た目はEmersonぽいですが、幅広のブレードはBenchmadeのSkirmishぽい。個人的には最高に「アリ」な組み合わせです。ブレードはドロップポイントでリカーブド、鋼材はS30V。ハンドルはG10。ライナーロックが分厚く、Emersonよりしっかりした作りですが、大きさの割に重量があります。アシストオープニングで、CRKTのカーソンフリッパーのようにして開きます。ブレードの厚みは3mm、エッジの長さは85mm。ハンドルの厚みは13mm程度。全体的なサイズはMini-Commanderと同じくらいです。個人的にKen Onionのデザインは特にハンドルがどうしようもなくダサいんで好きじゃないんですが、このZT350はZTのフォルダーの中でも唯一かっこいいハンドルです。ブレードの厚みが4mmになるZT301や302も悪くないんですが、トカゲの背中みたいなモールドの丸みを帯びたハンドルは萎えます(高いし)。Emersonタイプのハンドルがやはり最高です。
 実売110ドルとS30Vのまともなタクティカルナイフでは安い方です。ちなみにEl-maxという鋼材のモデルもあり、これはKershawみたいなコンポジットブレードです。聞いたことない鋼材ですがどうやら金型に使うステンレス鋼材で、HRCは60前後になるようです。


左上:ミニコマとの比較。小柄だが幅広。 右上:貝印のロゴ。Kershawと同じ。左下:反対側。 右下:畳んだ状態。






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