VFC KAC SR16E2 CQB

【初出 2023/03/14】VFCのSR16E2です。KACことナイツ・アーマメントはAR15のデザイナーであるユージン・ストーナーが最期に在籍していたメーカーで、彼のことを師と仰ぐリード・ナイトが1982年に設立しました。90年代に4面にピカティニーレールを持つM4用ハンドガード「RIS」を開発し、これが米軍に採用され、その後フィードバックを受けて「RAS」になり、フリーフロートのURXシリーズへと進化していきます。2025年現在の最新モデルはKSシリーズで、これもまたカッコいいんですが、エアガンでは今のところ、高価なトレポンかマルイのコンバージョンキットくらいしか存在せず、お手頃価格でテイクダウンしてもガッカリしないVFCやWEのメカで製品化してほしい!

箱出しで見ていくと、レシーバーは文句の付け所がない。刻印かっこよすぎる。独特の形状をしたアンビのマグキャッチ、ボルトストップ、最高です。アンビセレクタの片方には刻印、もう片方には軸からズレた位置のトルクス。ハンドガードはURX4のMlok。URX4はKeymodもありますが、バレルナットを使用しないタイプが多く、いまひとつ使いにくく人気がないハンドガードですね。そしてなにより最悪なの個所はアウターバレル周りです。この銃はガスブロックにある六角ネジを回すことで、分解せずにホップ調整ができます。実はガスブロックの六角ネジはガスチューブの末端で、回すとガスチューブが回ってそのチェンバー側の末端に切られたネジでホップ調整を行う仕組みになっています。このため、ガスチューブが直線でアウターバレルのスロート部分もリアルさには程遠いひどく不自然な形になっています。

ひとまずポン付けで交換できるドレスアップをしていきます。グリップはMOE-SL、ストックはMOE-SL-K、ポートカバーはFAB製に交換しました。色はFGで揃えてみました。ハンドガードは個人的にM4ハンドガードで最も好きなURX3(実際は3.1)。フォアグリップはM-lok用AFGですが、固定穴の位置がURX3の穴の位置とぴったりなので無加工で取り付けられます。スリングループはFAB製。光学はVectorのForester2で、VFC純正のナイツタイプマウントで取り付けてあります。

そして最悪な状態のアウターバレルですが、これはWA用のアルミ製の太いものに交換しました。ガスブロックはノベスキー型にしてちゃんとしたガスチューブを付けました。そうするとホップ調整のために、WAと同じくアウターバレルのスロートにダイヤルをつける必要があります。このダイヤル部分は我が家のWA系M4パーツ箱に入っていたものを流用しましたが、これの出所は不明です・・・たぶん旧VFCか、G&Pから外したものだと思うんですが・・・参考にもならず申し訳ない。

内部パーツは最初からスチールパーツ多用でCO2運用に十分耐えます。気分的にインナーバレルとチェンバーパッキンをいつものpdi製に交換しました。またリコイルバッファはVFCの新型でしたが、CO2運用ではバッファチューブへのダメージが大きいデザインなので、旧型に換装しました。CO2マガジンは改造GHKマガジン、Reloadマガジン、どちらでも基本的に本体側は無加工でCO2運用可能です。NPASもどきなノズルが標準装備なので初速調整も可能です。