KSC M9A3 / M92 Vertec

【初出 2018/12/02】とにかく黄色かったKSCのM9A3です。なんといっても黄色かった。本当に黄色かった。誰もが想像する倍以上は黄色かった。

実銃は2014年に次期米軍制式ハンドガンのコンペだったMHSからドロップアウトして市販されたもので、M92シリーズでも屈指のカッコよさを誇るものですが、KSCのモデルは箱出しの写真の通りとにかく黄色かったのです。仕方ないので購入して数日で安上がりにスプレーで塗装しました。用意したのはインディのダークアースとコヨーテタン(3000円弱とスプレーとしての単価は高いですが、容量が多いので実はそれほど高価ではない)。フレームとアウターバレルはダークアース(メタリックは諦めました)で、スライドとグリップはコヨーテタンです。わざとグリップは薄めに吹いて、スライドと僅かに色が異なるようにしました。一応実射200、空撃ち200で400発ほど動作させましたが、スライドとフレームの接触部分に僅かなハゲがある程度で、これも分解しないと見えないところなので、サバゲーとかヘヴィデューティな使用でなければスプレーでもそこそこ大丈夫そうです。ま、ハゲたらまたそこだけ塗装すればいいだけですし。

お次はM9A3の原型ともいえる、M92Vertecです。86年にUS M9として制式採用となったM92Fはスライド破断事故に対しての改良としてM92FS、ブリガーディアスライドの採用、と細々とアップデートを続けて2000年代に入ってから女性兵士のように手が小さくても持ちやすいストレートグリップや交換可能な前後サイト等の改良を施したVertecを発表します。結局これも米軍にはそっぽを向かれたんですが、個人的にはブリガーディア+VertecなElite1Aとか(ロゴ以外は)好きでした…。

うちのKSCのVertecはM9A3と同じでSystem7版で、アウターバレルとリコイルスプリングガイドをステンレス製に交換し、HW素材と合わせて古き良き重きハンドガンになっています。動作性能は申し分なく、真冬でもない限りHWのガツンと来るブローバックが楽しめます。刻印が微妙にリアルじゃないところが、WA騒動を思い出させますね。