KSC M4A1 (Ver.1)

【初出 2010/11/04】KSCの初代M4A1のGBBです。現行の「Ver.2」と区別するためにVer.1と呼びますが、この個体はその中間ぽいVer1.5くらいな感じです。
後ほどご紹介しますが、外装は様々な遍歴を経て、今は僕が「KACぽい!」と思う構成で固められています。ロアレシーバーはたまたま見つけた格安の無刻印版を鈴友に依頼してSR16な刻印入れてセラコートしてあります。アッパーレシーバーは超レアなKSC用MUR-1で、これはSR25を彷彿させます。ハンドガードはKACと言ったらコレなURX3、ハイダーはKACの野心的プロジェクトだったSPR、ストックはもちろんSR25タイプの固定ストック。SR16をベースにAR10をモダナイズしたのがSR25だとすると、こいつの脳内設定はその上でSR25をベースにSPRを再検証するための試作銃、といった感じですかね。グリップは実パのMOE-K、光学は今やレアもの扱いのマルイのショートズームスコープです。

上写真の左上のが箱出し。Ver.1のアッパーレシーバーは左右貼り合わせのモナカ構造だったため耐久性に難があり、塗装も安っぽくてすぐハゲました。ボルトも出力絞られているのに動作が鈍く、先行していたWAには遠く及ばない作動性でした。KSC純正のライトウェイトスチールボルトに換装することで動作性能が見違えるようによくなりました。他にAngryGun製のアルミ製リコイルバッファとGuarderのスチールファイリングピンに換装してます。主にVer.1後期の改良設計のボルトと貼り合わせではないアッパーレシーバーを組み合わせたのがVer.2というわけです(すぐハゲる塗装はそのまま…)。改良ボルトだけを組み込んだVer.1(CQB-R以降だったかな)はVer1.5と勝手に呼んでます。

この銃は外装をとっかえひっかえしまくってまして、箱出しの後、FDEのMOEにして、次にDDのMk18レールとUBRストックになって、そのあとは黒のMOE&UBR、でSR16化を経て今の姿に、という感じですね。M4は大人の着せ替え人形とはよく言ったものです。
アメリカの法律では、ARなライフルの法的な「本体」はロアレシーバーで、ロアレシーバー以外は「部品」なので交換しても法的には同じ銃とみなされます。しかしエアガンの場合、かの「テセウスの船」ぽく考えると、どこまで交換したら元の銃とみなさなくなるのでしょうか? 今回のKSC初代M4は購入時から交換していないのはトリガーやハンマーといった機関部のパーツのみですが、こいつはKSCのM4にカスタムパーツを付けたものなのか、KSCの設計に合う社外パーツにKSC製のいくつかのパーツが組み込まれているだけなのでしょうか…。