WA M92FS “Lethal Weapon” Battle Dameged

【初出 2011/07/21】思い返せば91年、現在のプレシュート型ガスブローバックのエアガンの元祖となるWAのM92Fが発売されました。それからもうすぐ四半世紀経ちますが、内部的には進化していないのはある意味驚きです。しかし外観はおそらく2010年前後に販売されていた「バトルダメージ」が一番良かったと思います。このバトルダメージという表面仕上げは、HW素材を染めた後に各部を軽く研磨し摩耗したように仕上げる、という手の込んだものです。動作音や質感はやはり樹脂そのものですが、一見樹脂とは思えない金属感は驚きです。使い込まれたような感じはエアガンに慣れ親しんだ身には新鮮でさえあります。2011年当時この銃は3万円ほどで販売されていて「高い」と批判されまくりました。他社のM92Fはその半額でしたから…。でも冷静に、これは1丁ずつ手作業で仕上げられていて、しかもハンマーやトリガーといった亜鉛パーツも同処理を徹底していて、その恐ろしく手間のかかる作業を考えるとむしろ安すぎないですかね。
やはり製造コストが高すぎるのか、ここ暫くはバトルダメージ処理の製品は発売されていません。1911も買えるうちに買っておけばよかった…。

改めてリーサルウェポンの1作目を鑑賞。やっぱり映画やドラマにとって80年代はいい時代だったんだなあ、としみじみ思わせてくれました。2作目以降はコメディ色が強くなり、派手なアクションとノリの軽さがいかにも90年代の映画になってしまっている点が残念です。いや、それも全然嫌いではないんですが。